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Полезная статья об истории биржи из июньского выпуска Manchuria Daily News/満州日日新聞 1929.7.18-1929.7.20 (昭和4) https://en.wikipedia.org/wiki/Manshū_Nichi-Nichi_Shimbun
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Текст.
満洲財界の花形組合 創立は明治四十一年
大連は世界一の豆の都…全く大連から大豆、豆粕、高梁等所謂満洲特産物の集散を除いたら何が残ろう。満洲における経済機関の活動が一に大豆及びその加工品たる豆油、豆粕或は高梁小麦等の特産物の中心勢力によるは論を俟たないことであると同時に、その特産物の呑吐港たる大連の特産取引の盛衰が直に満洲経済界の消長に関することも又言うまでもないことであるこの重要物産の取引機関として日本に類例のない官営大連取引所がありその主体として重要物産取引人組合がある、常に大連港輸出額の七割内外を占め輸出入貿易額の三分の一を領している満洲特産の取引がこの組合の人々によって行われているのである、この満洲財界の花形たる重要物産取引人組合の成立を知る前に、先ずその取引機関たる大連取引所の沿革を述べてみよう。
[写真あり 省略]
大連に日華商人が集って満洲特産及びその加工品の取引が殷賑を極むるようになったのは日露戦争後のことで、満鉄創立以来此等特産物の大連出廻りが増加し海外輸出の路も亦開かるるに至った、そして明治四十一年重要物産輸出業者が共同の福利増進のために輸出商組合という団体をつくりその組合が重要物産商人集合所を設置したのが現大連取引所の前身である。
けれども当時は集合所といっても何等市場の形をなさず、或は埠頭の岸壁に立ち、又は大豆等の積まれている間で商談を進めたものである、寒風、風雨の時分は全く哀れな有様であったそうだ、間もなく埠頭事務所がこの有様に同情して四十一年倉庫の一角二十坪を貸与することになり、更にここに集る者が日に百名以上にも達し狭隘を告げる様になったので、満鉄では四十二年の一月約百坪の市場を建設して之を組合に貸与することになった、爾後大正二年九月一日大連取引所が設立せられる迄は大連における重要物産は此の建物内において取引せられたのである【写真は大連取引所】
（二） 曲折を経た取引所の生立 今日の組合員九十四
当時此の集合所に出入する特産商は日本側二十戸内外、華商五十戸合計約七十戸内外で、各店から毎日一名乃至五名位立会ったから一日二百人以上に達した、しかしその頃は未だ組織的の市場ではなく、相対売買による一種の延取引で砂金取引を目的とする思惑売買は全然なかった、その結果小崗子等において日華商の一部が集合して投機を加味した取引を行うもの等が多くなったので自然埠頭の集合所が分散する傾向となり取引人も亦脅威を感ずることとなった。
ソコで取引人等は明治四十三年三月関東都督府に取引所の公認を出願し、市場としての独占的地位の保証を求むることになった、これが許されて翌年六月大連重要物産取引市場の発布され、官営の下に市場が職員制及商業員制が制定せられるに至った、その後四十四年の八、九月頃から取引人中には漸次思惑に基く空売買を行うものが増加し弊害続出するという状態に陥ったので、監督官庁たる都督府は之れが対策に腐心の結果、遂に完全な制度の下に特産取引所を設立することになった。
そして大連取引所市場規則が現物を主として先物を従とする従来の方針を一抛して、先物取引を主とする事に改善したのであったところが取引市場が現物取引を中心としている間はその市場管理は簡単であるが先物取引を主とするに及んでは種々の危険が生じて来るというので、別に独立の担保会社を設立し、之をして官営取引所において行われる定期取引に対し担保責任を採らしむることにしたこれが即ち大正二年六月に設立せられた大連取引所信託株式会社（俗称豆信会社）である。
又一方大正二年二月勅令第六号を以て関東州内に設立する重要物産取引市場に関する件を公布し、同三月都督府第七号大連重要物産取引所規則、並に同六月府令第十五号を以て同規則、規定の公布をみるに至り、而して此の規定に基いて大正二年九月一日設立せられたのが大連重要物産取引所で、即ち現在の官営大連取引所の前名である。
これが大連取引所重要物産取引所の生立ちであるがその後大正三年二月一日に正式の認可を受けることになり、初代組合長として鈴木商店大連支店長迫田彦助氏が選出された、爾後昭和二年七月迄組合長は代々鈴木の支店長が選ばれて来た当時の組合員は日本人三十名、支那人七十七名、外人一名で合計百八名であった大正九年頃は日本人四十一名、支那人八十四名、外人三名計百二十八名の多数に達したが、現在では日本人二十五名、支那人六十名、外人三名計九十四名に減少している。
（完） 組合の努力で建値問題も成功 民営問題も遂に阻止
現在組合の有力者としては三菱商事支店、瓜谷商店福順厚、三井物産支店、日清製油、東永茂、成裕昌、裕豊泰等の日華有力事業家を網羅しているが組合長は昭和二年七月以来三菱の支店長寺田虎次郎君が就任している、組合の功労者としては前組合長迫田彦助君現組合長寺田君及び設立当初より両君を補佐し、実際の組合事務を処理して来た事務長萩原哲蔵君を推さねばなるまい
組合も設立以来今日まで種々の事件に遭遇し波瀾曲折を経過したのであるが、先ず第一の事件が大正九年の臼井豆粕事件、次に大正十一年の丹羽豆粕問題である、この両問題とも当地財界を騒がした不祥事件であるが、組合は臼井事件のため約三百万円を整理資金として借金するの破目に陥りその借金は年々特別手数料から支払って来たが未だに約五十万円程の残金があって当時の創痍に苦みつつある次第である
次は大正十年山県長官時代に端を発し、朝野を騒がした金建問題であるが、之れは大連財界における空前絶後ともみられる大問題であって、同組合はその中心団体であっただけに幾多の迫害を忍び、又犠牲を払いつつ大正十二年伊集院長官の英断により金銀両建制が採用されるまで約二年間を紛糾の波に巻き込まれ、悪戦苦闘を続けたのであった結局金銀両建制は実際において銀建制の復活で組合多数の希望が到達された訳で組合として特筆大書すべき奮闘史というべきであろう
[写真あり 省略]
最後の問題は大連取引所の民営問題であるが、これは大正十年以来反覆常なく繰返され、今尚未解決のまま残されている問題である組合としては終始一貫之に対し在満官営取引所存続同盟会組織し一致協力して民営反対運動を続け現在に及んでいる、近くは五品、銭鈔の合併運動に際しても組合は官営取引所支持の見地から、銭鈔擁護会を組織し五品の銭鈔合併運動を阻止するに努め之に成功した。一部には他社の合併問題におせっかいするとの非難もあるが組合が取引所の官営存続を希望する以上これを対岸の火事視することが出来なかったのは蓋し当然のことであろう
同組合も過去幾多の盤根錯節を経て今日の基礎あるを得た、特産界不振の折柄同組合も恵まれた時代ではないが、特産界の消長が直に満洲経済界の盛衰に関するものである以上この組合の存立は財界にとって重大なる意義を有している訳である、組合の過去における健闘を祝福し将来の発達を祈り筆を措く次第である。（写真は立会中の場面）
満洲財界の花形組合 創立は明治四十一年
大連は世界一の豆の都…全く大連から大豆、豆粕、高梁等所謂満洲特産物の集散を除いたら何が残ろう。満洲における経済機関の活動が一に大豆及びその加工品たる豆油、豆粕或は高梁小麦等の特産物の中心勢力によるは論を俟たないことであると同時に、その特産物の呑吐港たる大連の特産取引の盛衰が直に満洲経済界の消長に関することも又言うまでもないことであるこの重要物産の取引機関として日本に類例のない官営大連取引所がありその主体として重要物産取引人組合がある、常に大連港輸出額の七割内外を占め輸出入貿易額の三分の一を領している満洲特産の取引がこの組合の人々によって行われているのである、この満洲財界の花形たる重要物産取引人組合の成立を知る前に、先ずその取引機関たる大連取引所の沿革を述べてみよう。
[写真あり 省略]
大連に日華商人が集って満洲特産及びその加工品の取引が殷賑を極むるようになったのは日露戦争後のことで、満鉄創立以来此等特産物の大連出廻りが増加し海外輸出の路も亦開かるるに至った、そして明治四十一年重要物産輸出業者が共同の福利増進のために輸出商組合という団体をつくりその組合が重要物産商人集合所を設置したのが現大連取引所の前身である。
けれども当時は集合所といっても何等市場の形をなさず、或は埠頭の岸壁に立ち、又は大豆等の積まれている間で商談を進めたものである、寒風、風雨の時分は全く哀れな有様であったそうだ、間もなく埠頭事務所がこの有様に同情して四十一年倉庫の一角二十坪を貸与することになり、更にここに集る者が日に百名以上にも達し狭隘を告げる様になったので、満鉄では四十二年の一月約百坪の市場を建設して之を組合に貸与することになった、爾後大正二年九月一日大連取引所が設立せられる迄は大連における重要物産は此の建物内において取引せられたのである【写真は大連取引所】
（二） 曲折を経た取引所の生立 今日の組合員九十四
当時此の集合所に出入する特産商は日本側二十戸内外、華商五十戸合計約七十戸内外で、各店から毎日一名乃至五名位立会ったから一日二百人以上に達した、しかしその頃は未だ組織的の市場ではなく、相対売買による一種の延取引で砂金取引を目的とする思惑売買は全然なかった、その結果小崗子等において日華商の一部が集合して投機を加味した取引を行うもの等が多くなったので自然埠頭の集合所が分散する傾向となり取引人も亦脅威を感ずることとなった。
ソコで取引人等は明治四十三年三月関東都督府に取引所の公認を出願し、市場としての独占的地位の保証を求むることになった、これが許されて翌年六月大連重要物産取引市場の発布され、官営の下に市場が職員制及商業員制が制定せられるに至った、その後四十四年の八、九月頃から取引人中には漸次思惑に基く空売買を行うものが増加し弊害続出するという状態に陥ったので、監督官庁たる都督府は之れが対策に腐心の結果、遂に完全な制度の下に特産取引所を設立することになった。
そして大連取引所市場規則が現物を主として先物を従とする従来の方針を一抛して、先物取引を主とする事に改善したのであったところが取引市場が現物取引を中心としている間はその市場管理は簡単であるが先物取引を主とするに及んでは種々の危険が生じて来るというので、別に独立の担保会社を設立し、之をして官営取引所において行われる定期取引に対し担保責任を採らしむることにしたこれが即ち大正二年六月に設立せられた大連取引所信託株式会社（俗称豆信会社）である。
又一方大正二年二月勅令第六号を以て関東州内に設立する重要物産取引市場に関する件を公布し、同三月都督府第七号大連重要物産取引所規則、並に同六月府令第十五号を以て同規則、規定の公布をみるに至り、而して此の規定に基いて大正二年九月一日設立せられたのが大連重要物産取引所で、即ち現在の官営大連取引所の前名である。
これが大連取引所重要物産取引所の生立ちであるがその後大正三年二月一日に正式の認可を受けることになり、初代組合長として鈴木商店大連支店長迫田彦助氏が選出された、爾後昭和二年七月迄組合長は代々鈴木の支店長が選ばれて来た当時の組合員は日本人三十名、支那人七十七名、外人一名で合計百八名であった大正九年頃は日本人四十一名、支那人八十四名、外人三名計百二十八名の多数に達したが、現在では日本人二十五名、支那人六十名、外人三名計九十四名に減少している。
（完） 組合の努力で建値問題も成功 民営問題も遂に阻止
現在組合の有力者としては三菱商事支店、瓜谷商店福順厚、三井物産支店、日清製油、東永茂、成裕昌、裕豊泰等の日華有力事業家を網羅しているが組合長は昭和二年七月以来三菱の支店長寺田虎次郎君が就任している、組合の功労者としては前組合長迫田彦助君現組合長寺田君及び設立当初より両君を補佐し、実際の組合事務を処理して来た事務長萩原哲蔵君を推さねばなるまい
組合も設立以来今日まで種々の事件に遭遇し波瀾曲折を経過したのであるが、先ず第一の事件が大正九年の臼井豆粕事件、次に大正十一年の丹羽豆粕問題である、この両問題とも当地財界を騒がした不祥事件であるが、組合は臼井事件のため約三百万円を整理資金として借金するの破目に陥りその借金は年々特別手数料から支払って来たが未だに約五十万円程の残金があって当時の創痍に苦みつつある次第である
次は大正十年山県長官時代に端を発し、朝野を騒がした金建問題であるが、之れは大連財界における空前絶後ともみられる大問題であって、同組合はその中心団体であっただけに幾多の迫害を忍び、又犠牲を払いつつ大正十二年伊集院長官の英断により金銀両建制が採用されるまで約二年間を紛糾の波に巻き込まれ、悪戦苦闘を続けたのであった結局金銀両建制は実際において銀建制の復活で組合多数の希望が到達された訳で組合として特筆大書すべき奮闘史というべきであろう
[写真あり 省略]
最後の問題は大連取引所の民営問題であるが、これは大正十年以来反覆常なく繰返され、今尚未解決のまま残されている問題である組合としては終始一貫之に対し在満官営取引所存続同盟会組織し一致協力して民営反対運動を続け現在に及んでいる、近くは五品、銭鈔の合併運動に際しても組合は官営取引所支持の見地から、銭鈔擁護会を組織し五品の銭鈔合併運動を阻止するに努め之に成功した。一部には他社の合併問題におせっかいするとの非難もあるが組合が取引所の官営存続を希望する以上これを対岸の火事視することが出来なかったのは蓋し当然のことであろう
同組合も過去幾多の盤根錯節を経て今日の基礎あるを得た、特産界不振の折柄同組合も恵まれた時代ではないが、特産界の消長が直に満洲経済界の盛衰に関するものである以上この組合の存立は財界にとって重大なる意義を有している訳である、組合の過去における健闘を祝福し将来の発達を祈り筆を措く次第である。（写真は立会中の場面）
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Мастерская Ямазаки https://ak-group.ru/forum/showthread.php?t=16310
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Англо-японский союз.
Перекликается мотивом с этой императорской бонбоньеркой https://ak-group.ru/forum/showthread.php?p=317947#post317947
Перекликается мотивом с этой императорской бонбоньеркой https://ak-group.ru/forum/showthread.php?p=317947#post317947
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Серебряная бонбоньерка на юбилей японской судоходной компании NYK Line https://ru.wikipedia.org/wiki/NYK_Line
